レザークラフトでパーツの回転軸となる金具紹介 ~ 組ねじ ~
あの金具は「 組ねじ 」って名前
こんにちは。みどりです。
今回のレザークラフトは「 組ねじ 」を紹介します。レザークラフトでパーツを回転させたい場合に回転軸として用いると効果的な金具になりますので、読んで参考になれば幸いです。
ちなみに、この金具の呼び方は「 組ねじ 」の他に、「 ネジカシメ 」、「 片ビス 」、「 シカゴスクリュー 」などとも呼ばれます。ネット検索するときの参考にどうぞ。
革パーツを回転させたい場合は、カシメを使えばいいのかな?
カシメ・・・。うーん、強度が不安だわ。もっといいものはないかしら。
そんな場合には「 組ねじ 」をつかうといいぜ。
「 組ねじ 」をパーツの回転軸として使用したイメージは下の写真のような感じです。
「そうそう、こういうことをしたかったの。組ねじ を知る前は足長のカシメで実現しようとしていたわ。無謀・・・」
ちなみに、 組ねじ を使って 回転軸 が欲しかったのは以下のチェストベルトを作りたかったからです。興味のある方は合わせてどうぞ。
関連記事>>>後付けできる チェストベルト (改良版)の作り方
別の使い方として、「 組ねじ 」の隙間に鍵を通してキーケースにもできます。
このタイプのキーケースは「 ジャックナイフ 式 」と呼びます。
「こっちの用途のほうが目にするかも。本来はアルバムや製本に使用する金具みたいだね。」
「 組ねじ 」の使い方
レザークラフト用の 組ねじ は SEIWA とクラフト社から販売されています。
SEIWAは「 ブラス組ねじ 」
クラフト社は「 ネジ式カシメ 片ビス 」
という名称で売っています。
今回使用したのはSEIWAのほうで、オスパーツとメスパーツの隙間(高さ)が6mmの物をしようしました。
まずは、回転させたい革パーツにポンチなどを用いて5mmの孔をあけます。
そして、孔をあけた革パーツを 組ねじ のメスパーツに通して、上からオスパーツを被せたらマイナスドライバーで回して固定します。
6mm幅の組ねじだと2mm厚の革2枚を通しても隙間が空きます。
「回転はしやすいけど、ちょっとブラブラ感がでるな。」
革パーツ同士の隙間をもう少し狭めたかったので、隙間の短い組ねじを探しました。
レザークラフト用品としてではなくて、一般的な 組ねじ で探すと幅が4mmのものをみつけました。
下の写真では、幅4mmの 組ねじ に2mm厚の革2枚を通した状態です。
(比較として右端にSEIWAの 組ねじ を置いています。)
「両方とも試してみた感覚としては、回転軸として使うなら余分な隙間がないほうがいいなってかんじ。」
参考として、アマゾンで販売されている幅4mmの 組ねじ へのリンクを貼っておきます。
最後に、回転軸 として用いる場合に 組ねじ が外れては困るときの対策です。
組ネジのメスパーツとオスパーツに接着剤(G17)を塗ってから、ネジを締めると固定されます。
おしまい。最後まで読んでくれてありがとう。