【レザークラフト騒音対策】菱キリを用いた縫い穴のあけ方
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でも、菱目打ちを手で刺していく方法だと、疲れるわ。
以前失敗した、菱キリで縫い穴をあける方法を再検討しましょう。
こんにちは。みどりです。
騒音対策の第2弾として、菱キリを用いて縫い穴をあける方法を紹介します。
参考になれば幸いです。
前準備
菱キリで縫い穴をあけるためには事前準備として、
縫い穴の位置を革に印を付けておきます。
詳しい方法は、以前にも音の出ない方法を記事にしていますので、
以下の記事をご覧ください。
(※なお、こちらは菱目打ちを用いて縫い穴をあける方法です。)
関連記事>>>響く騒音を出さずにレザークラフトの縫い穴をあける方法
縫い穴のあけ方
それでは、菱キリを使った縫い穴のあけ方を紹介します。
まず、次の道具を準備します。
○ 菱キリ
○ コルクボード
縫い穴をあける方法はいたってシンプルです。
革をコルクボードの上に置き、革に付けた縫い穴位置の目印ひとつひとつを菱キリで刺していきます。
ただし、菱キリを刺すときに、菱キリの角度に注意する必要があります。
菱キリを刺した跡は通常、【菱形】になりますが、
菱キリを左に45度位に回転させて【平行四辺形】にみえる状態で革に刺します。
表現を変えると、【右肩上がりの菱形】ともいえます。
「言葉で説明するが難しいな~、図で見てもらったほうがわかりやすい思うよ」
菱キリを刺して作った縫い穴が【平行四辺形/右肩上がりの菱形】であると、
縫った後の糸目が左上あがりになって、見栄えが良くなります。
なお、縫い方については以下の記事で図解しています。興味があればどうぞ。
関連記事>>>レザークラフトの縫い方(平縫い)の図解4
注意点①
菱キリを刺すときは、刺した跡が平行四辺形になるように刺すことが大事です。
以下では、あえて菱形の縫い穴になるように誤った角度で刺した場合を行ってみました。
その結果、糸目はまっすぐな状態になります。
菱キリを刺す角度の違いによってできる糸目を比較すると、
以下の写真の上においた革が縫い穴を【菱形】にして縫った後です。
【菱形】の縫い穴だと、糸目がまっすぐな状態になっています。
それに対して、写真の下においた革が縫い穴を【平行四辺形/右肩上がりの菱形】にして縫った後です。
糸目は左上あがりの状態ととなります。
両者は見た目の印象が違うと思います。
注意点②
菱キリを刺すときは、縫うラインがガタガタしないように気をつけます。
私は、縫い穴位置の目印を刺す時に、
ラインがガタガタしないように定規などのまっすぐなものをラインに沿えてガイドとしています。
初めて菱キリで縫い穴をあけたときに、
ラインがガタガタしてしまって見苦しくなったことがあるので反省しました。
ちなみに、以下の記事で紹介している作品がそのときのものです。
反面教師として興味のある方はどうぞ。
「本当は、出来栄えが悪くて見られるのが恥ずかしいんだけどね。」
関連記事>>>レザークラフト初心者がパスケースつくりに挑戦
おしまい。最後まで読んでくれてありがとう。