革の非手帳型スマートフォンケースをつくる~拝み合わせ縫い~

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ココ

せっかくなので前回いまいちだった拝み合わせ縫いで作りましょう

エン

前回の反省を活かしてガンガン縫おうぜ


こんにちは。みどりです。
今回はdocomoのスマートフォン(MONO MO-01K)用ケースを作りました。
 
前に使用していたスマホは4年くらい使っていたので
ドコモウィズ対象機器のMONOも4年くらい使う予定なので、
ケースを作っておきたかったです。
 
作ってみての反省点を記事にすることで、参考になれば幸いです。
 

これが完成品です。
 
正面から見た場合
市販の手帳型スマホケースのフタをあけるという操作を
わずらわしいと思ってしまうような横着物なので、
ケースに入っていても直接画面操作が出来るようにしました。
ドコモスマホMONO MO-01K用カバーの正面
 
背面
メッシュ状の革を使うことで熱がこもらないようにしました。
まぁ、実際の効果は気持ち程度の効果だと思います。
ドコモスマホMONO MO-01K用ケースの背面
※それと、上部に自分のロゴを刻印しました。
これ大事。ずっと自分の作品にロゴを入れたいと思っていたので
今回は自分のなかで大作のつもりだから、いれちゃいました。
このロゴ1つで作品に対する愛着がグッとアップしてます。
 
 
MONO MO-01Kって私の手には少し大きい感じがして
片手操作だと落とす心配があったので、
裏に指を通すことで片手で持ったときに
落とす心配をなくしました。
ドコモスマホMONO MO-01K用ケース使用時
 
側面の電源ボタンを押すための窓
ドコモスマホMONO MO-01K用ケースのボタン穴
 
充電の様子
充電するときにケースから出すのはわずらわしいので
ケーブルを着雪させるように下部に窓をあけました。
ドコモスマホMONO MO-01K用カバー 充電時
 

制作意図

以下の機能を持つように作りました。
○直接画面操作ができる
 
○背面で指を固定できる
 
○充電ケーブルをケースからださなくても直接つなげられる
 
○電源ボタンやカメラ部分は窓をあける
 
○放熱できる
 
 
また、レザークラフトの技法の実験として、以下のことも試みました。
○ ロゴを刻印する
 
○ 2枚の革を張り合わせて1枚の革として扱う
 
○ 拝み合わせ縫いに再び挑戦
 
※拝み合わせ縫いは以前にも挑戦していて、ICレコーダー用ケースを作っていますので、
そのときの反省点は以下の記事を参考にどうぞ。
 
 

反省

実際に作ってみて、以下のような反省点がありました。
 
○ スマホ本体にたいしてケース上部が3mmほど小さい(スマホ上部がケースから出ている)
 
  原因1:前面パーツの銀色の革を切り出すときに、画面窓部分を1mmほど小さく切り出している
   
  原因2:底部の厚みを2.2mmとして型紙を作ったが、実際は3mmだった。
   
  原因3:実際に本体をケースに入れるときは、ぴったりと底まで押し入れないで、0.1mmほどは遊び部分がある
 
改善策としては、革の切り出しをもっと精確に行うことと、型紙を作る際にもう少し余裕を持たせること気をつけたいと思います。
 
 
○ 拝み合わせ縫いでぬった部分の革と革の境部分がわずかにピッタリとあっていない。
  前回と違って45度カットはうまくできていて、接着した段階では境目はピッタリとあっていた。
 
  しかし、縫う段階で針を入れたときに、針が革を押すことで境の革と革が少し離れてしまっていた。
  縫った後で押し戻せば直ると思ったけど、結局、戻せなかったです。
 
改善策としては、まっすぐな針だと革を押してしまうので、手芸用の曲がった形状の針を使ってみることにします。
 
○ プラ板で作ったスタンプでロゴを入れるのはうまく出来た。
 
 
 
 

制作過程

アイデアだし

作る前に頭の中のアイディアをノートに書き出して、整理しています。
おもいつたことはどんどん書き出します。
スマホケース作成のアイディアノート
 
 
次に、作りたいデザインを紙で作ってみて、
実際に持ったときの指の位置を書き込むことを繰り返して
アイディアを練っていきました。
※下の写真のデザイン場合、革の位置と指の位置とあわなかったので没デザインにしました。
スマホケースのアイディア調整
 

型紙作り

型紙はフリーソフトのGIMPで作りました。今回は革を3種類使うので三枚になりました。
型紙段階で縫い穴の位置も記載して大きさを調整しました。
※実際は作りながら修正をしています。
 
 
内側部分(メッシュ状の革)の型紙
スマホケース型紙(内側部分)
 
銀色の革部分の型紙
スマホケースの型紙(銀色部分)
 
青色の革部分の型紙
スマホケースの型紙(青色部分)
 

革に転写

コピー用紙に印刷した型紙を革の上において、
目打ちで輪郭をなぞることで型紙を転写します。
 
※型紙を革に移す方法は以下の記事に書きましたので参考にどうぞ。
ユキ
 
 
※写真の革は穴があけられている革を使ったので、
この穴が輪郭部分にならないように位置に気をつけて、
型紙を革に移しました。
 
型紙を革に転写する
 

裁断

別たちを使って革を切り出しました。
別たちを用いて革を切り出す

ロゴを刻印する

せっかく作るなら、自分のロゴを革に刻印したいなと思ったので、
プラ板で作ったスタンプを使って革にロゴをつけました。
 
 
刻印したいパーツを型紙より大きめにカットして
水で塗らします。その上にスタンプをおきます。

革にロゴを刻印するための道具

 
革とスタンプを木材で挟んだ上でクランプで固定して
一晩置いておいて革を乾燥させました。
革にロゴを刻印している様子
 
ロゴがうまく刻印されました。
革にロゴを刻印した様子
この後、革に型紙をあてて必要な大きさにカットしました。
 
 

パーツづくり

背面のパーツづくりの様子です。
 
背面の構造は、本体に接する面は白いメッシュ状の革で、
その上の外側部分の上部に青色の革、下部に銀色の革を配置するデザインにしました。
 
 
はじめに、外側の青色の革と銀色の革をくっつけて一枚の革をつくります。
 
青色の革と銀色の革をくっつける部分はそのまま接着すると厚みが出るので、
別たちで漉いて、接着しても他の部分と同じ厚みになるようにしました。
パーツづくり1
 
背面で指を通す部分は指が入りやすいように少し厚みを減らすように中央を漉いています。
パーツ作り2
 
そして